生き物が大好きなお子様をお持ちの方、図鑑の情報では、あまりにも載っている種類が多すぎて、探したい生き物が分からなかったり、1種類ずつの詳しい情報がわからなかったりしませんか?
また、せっかくなら、写真だけでなく、お子様と一緒に実際に生き物に出会い、一緒に「閾値を超える体験」をしたくないですか?
「出会えば絶対に感動する生き物とその探し方を知りたい!」よね〜?
物心ついた時から生き物大好き少年(昆虫博士)だった僕は、運よく自然環境調査の仕事に就くことができました。13年ほど全国各地で調査しながら図鑑で憧れていた生き物に出会ってきました。予想以上の感激もたくさんありました!
(その中で自然への全ての入口として、1種類だけどうしても見せたい生き物として、旅する蝶アサギマダラの飼育キットを発明しました。)
そこでこのシリーズ「親子で見つけて感動する生き物図鑑」では、今まで出会ってきた素敵な生き物を厳選して紹介します!何度出会っても感動する生き物たちです!
このシリーズを読めば、出会えば感動する生き物を知って、その調べ方・探し方を学べます。
親子で探せば、見つけた時の感動を一緒に体験できると思います^^ 探す際のポイントや注意点なども書きますので、どうぞ最後まで読んでください。
目次
タマムシ:とにかく美しい!思ったよりでかい!【感動ポイント】
感動ポイントは、説明不要やねっ?そう、とにかく美しい!そして、思ったよりでかいんじゃよー!
では、どんな生き物かを見ていきましょう!
タマムシの一生:生態、特徴、大きさ、分布、産卵、寿命、裏側
タマムシの生態情報は以下のようになります。
【生態情報】
- 【名前】タマムシ(ヤマトタマムシとも言う。)
- 【大きさ】体長30~40mm。
- 【分布】本州、四国、九州。
- 【生息環境】エサとなるケヤキやエノキ、アキニレが生えている平地や低山地で活動しています。日中の日差しが強く暑い時間帯に活動し、それらの木に向かってどこからともなく飛翔してきます。住宅地の街路樹などにも見られる。
- 【食べ物】成虫:ケヤキやエノキ、アキニレなどの葉っぱ。幼虫:それらの枯れ木(の幹)
- 【成虫の活動時期】6〜9月。(一番多いのは、7月後半から8月前半、真夏です!)
- 【一生】成虫は夏に活動し、9月ごろからメスはエノキやケヤキの枯れ木に産卵する。卵からかえった幼虫は木の幹を食べながら成長し、2〜3年で成虫になる。成虫の寿命は2か月程度と言われている。
- 【冬眠】冬の間は、木の幹の中で幼虫で暮らしている。
タマムシもセミやオニヤンマと同じ、幼虫の期間は長く、成虫は短い命なんじゃよー!こんなに美しいのに!
タマムシの見つけ方、捕まえ方、採集→食草のケヤキやエノキに注目!
タマムシ、キレイ!でかい!とってみたい!ってなるでしょう?
「タマムシの探し方」まとめ
- 【食草のある所に行く】できるだけ長い網を持って、真夏の昼間、太陽サンサンの中、エノキやケヤキ、アキニレなどの割と大きな木の生えている場所に行きましょう!(街路樹などにも向かってきます。)
- 【向かってくるタマムシを取る】その木めがけて、タマムシが飛んでくるので、頑張ってゲットしましょう!
基本的には、木の高い場所目掛けて飛んでくるけど、途中で少し低めを飛んだりする瞬間を狙うんじゃ!パパやママの協力を得て!
タマムシは絶滅危惧種?天然記念物?採集禁止?
タマムシは、下記のような各県で絶滅危惧種に指定されています。
宮城、山形、茨城、群馬、東京、神奈川、長野、滋賀、奈良、島根、長崎、熊本などで絶滅危惧種などに指定されています。全体としては、東日本で少なくなっている様子が伺えます。
また、タマムシは、天然記念物ではありません。
正直言って、関西では、そんなに珍しい印象はないんじゃよ!
タマムシの図鑑など
そして・・・タマムシなどの昆虫、甲虫の仲間に興味が湧いてしまったら・・・
まずはタマムシハンドブック!現場へ持ち歩きましょう!
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もう一回、出版して欲しいです!
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タマムシはまだないけど、同じようにキラキラしたオオセンチコガネなどは登場してるので、ぜひ見てよねーー!